営業時間:午前10:00 〜午後6:30
火(予約営業)・休廊:水曜


企画展 > 今村由男 展


今村由男 展   プレスリリース(2012)




00



今村由男 IMAMURA Yosio 略歴

1948年 長野県生まれ 銅版画家
    中林忠良氏に私淑
1991年 滞仏パリの工房アトリエコントル
    ポワンにてエクトール・ソニエ氏より
    1版多色刷り銅版画を学ぶ
1997年 平成9年度文化庁特別派遣芸術家在外
    研修員として政府留学 (パリ・アト
    リエコントルポワン)
2001年 スペインカダケス国際版画ビエンナーレ
    審査員
2008年 日本版画協会展A部門審査長
2011年 Assilah 美術館(モロッコ)アートフェス
    ティバル招聘、滞在制作
現 在 日本版画協会会員・日本美術家連盟会員

                    以上

1
 
 


         今村由男 展

      会期/2012年3月3日(土)〜25日(日)
         10:00am〜6:30pm
      休廊/火曜(予約営業)、水曜
      会場/あーとらんど ギャラリー 
      出 品:銅版画・フレスコ画‥‥約40点

11
■ 今村由男さんの文章を、以下に紹介します。
11


作画の動機

 春、野山は新しい命が競い合うように萌え、夏、植物や動物は生命を謳歌しやがて実りの秋を向かえる。季節は巡り、木枯らしが吹き野山は白いベールで包まれる。移ろう命の連鎖をみていると人間もただの動物であることを気づかしてくれる。
 命あるものは必ず終え、形あるものは必ず朽ちていく。なにも変わらないように見える風景さえも地球の歴史をフィルムの早回しのように短縮してみればダイナミックに変化しているだろう。私の作品はそうした移りゆく時の記憶としてのイメージを銅版に封じ込め、紙に写し取っていく。
 自然を見ていると人間の浅はかな知恵というものがいかにつまらないか教えてくれる。野山に咲く愛らしい花や葉っぱ、幹の形や色はどんな彫刻家でも絵描きでも表すことの出来ない美しさをたたえているし、枯れてなお美しい色やマチエールを見せてくれる。野山を歩いて制作のヒントをたくさんもらってくる。
 
 子供の頃、遊びの舞台はもっぱら山や川。樹間から仰ぎ見る星空の美しさ、雨や風、雲。自然の神秘は子供心に畏敬の念や命の儚さを感じていた。そうした子供の頃の感性が心の奥に沈殿して現在の作品にそのイメージが現れてくる。
 自作の事をあらためて考えてみると自分の生まれた環境こそが作画の動機である。

                  2012年2月                   今村由男

 



あーとらんど ギャラリー/ARTLAND Gallery は、
あーと」との素晴らしい出会いを育む「らんど」(土地)として、 皆様のお役に立てることを願っています。


ARTLAND Gallery |トップアーティスト企画/報道ショップ
プロジェクトや企画展のお問合せは  info@artland-gallery.jp
11
11
11
Copyright(C) 2009 ARTLAND Gallery Co.,Ltd All rights reserved
受 付 TEL 0877-24-0927 FAX 0877-56-1568
アートランドギャラリー