つなぐ=ひと+ところ+とき〜画廊の仕事30年〜
会期/2010年 4月24日(土)〜5月23日(日)
10:00am〜6:30pm
休廊:4/28(水),5/9(日),5/12(水),5/19(水)
5/5(水)は営業いたします。
会場/あーとらんど ギャラリー
出品/絵画、版画、写真、立体オブジェ、器 等‥‥約100点
あーとらんどギャラリーでは、画廊の仕事30年を一区切りとして振り返り、今後の活動につなぐ企画展として、「つなぐ=ひと+ところ+とき〜画の仕事30年〜」を2010年4月24日 (土)から5月23日 (日)まで開催致します。
1996年設立のあーとらんどギャラリーは、前身である1979年創立の美術画廊たなか(丸亀)の仕事を引き継ぎ、昨年創業以来30年の節目を迎えることができました。そこで本展覧会は、まず第一に創業以来つながりのある皆様へ感謝の気持ちをお伝えできるような内容とし、 更には、これまでの事を振り返り、今後の画廊の仕事へつなぐ活動を考える足掛かりとして、「ひと」+「ところ」+「とき」をテーマに採り上げてみました。
展覧会タイトルの「つなぐ=ひと+ところ+とき〜画廊の仕事30年〜」とは、あーとらんどギャラリーがこれまでに試行錯誤しながら考えてきた「私どもの画廊の仕事の形」を3つの視点から纏めてみたものです。
最初の「ひと」は画廊の仕事の要となる柱で、かつ全体に共通する視点。作品を通じて作家とそれを求める者という「ひと」をつなぐ仕事を指しています。これまで企画画廊として作家の個展を開催することによって、作家が制作した作品を数寄者と共有し、更には新たな出会いによって共有できる人々へ紹介してきました。
2つ目の「ところ」は、画廊を起点として様々な「ところ」に住んでいる「ひと」を作品を通じてつなぐ仕事を指しています。これまで主に県内や近県を想定していましたが、これからは中国大陸や朝鮮半島を初めとして長い間文化を吸収してきたアジア地域という「ところ」をつなぐ仕事を開拓します。
最後の「とき」は、過去や現在に制作された作品を通じて現在や未来という「とき」に、作家とそれを求める者という「ひと」をつなぐ仕事を指しています。これまでは主に、日本の伝統文化の現代を表現している作家や作品、或いは、現代に通じる日本の伝統文化を表現している作品を数寄者や新たな出会いを求める「ひと」に紹介してきました。しかし、今後は伝統文化を土台としながらも、これから世に出る作家を育み未来の文化を形作る「とき」をつなぐ仕事により一層力を注ぎます。
今回の展覧会では、絵画や工芸他の企画展を通じて今日まで私どもの画廊の礎となっていただいてきた作家の方々から特に31名の皆様に、「家庭で手軽に飾れ、お買い求めやすく、豊かな感性へつなぐ小品」をお一人3点出品いただきます。特にその中の1点は販売価格の25%を福祉施設に寄付する「寄付25作品」です。是非多くの方にご高覧いただきますよう皆様のご来廊をお待ちしております。
(註)あーとらんどギャラリー(代表:山下高志)は義父の田中恭一郎が1979年3月、丸亀で開廊した「美術画廊たなか」を引き継いでいます。88年10月から前画廊の経営に参加した山下は、'94年義父の他界に伴い'96年7月(有)あーとらんど ギャラリーを設立して今日に至っております。
敬具
(文責:山下高志)
|
|