開廊30周年記念
寄神宗美・千惠子 展
会期/2009年 1月10日(土)〜 2月1日(日)
11:00am〜7:00pm 休廊:1/14(水),21(水),28(水)
会場/あーとらんど ギャラリー
出品/オブジェ、壁掛け陶板、掛け花生け、楽焼茶碗、黒泥の
金銀赫彩シリーズのティーポット、蓋物等‥‥ 約60余点
あーとらんど ギャラリーでは、寄神宗美・千惠子さんの新作陶芸展を開催致
します。寄神さんご夫妻は、現在京都を拠点に活動されています。
「寄神宗美・千恵子展」は、あーとらんどギャラリーが皆様のご支援を得て開
廊30周年を迎えるに当たり、本年を新たな出発へのゼロ(0)年とし、今後の
画廊の活動方向を示す企画としてを開催をお願いしました。
そのような展覧会に当たり下記の文章をいただきましたので、以下に紹介致し
ます。
「寄神宗美・千惠子展について」
(文:寄神宗美・千惠子)
このたび、あーとらんどギャラリー30周年記念の初っ端に、私たちの展覧会
をさせて頂き誠に栄誉ある事と喜んでいます。
この展覧会では、それぞれが個展のつもりで臨みたいと考えております。
寄神宗美は空間の室礼、現代の和室の雰囲気、または畳の無いテーブルと椅子
の生活空間、そうしたものが今の私たちの暮らしの空間です。
そうした空間をイメージして、現代陶芸のオブジェ、壁掛けの陶板や掛け花生け
などをRE-CREATIONSシリーズ、草の痕跡シリーズ等で表現します。それに楽
焼きの抹茶碗などを出品する予定です。
このRE-CREATIONSシリーズは1984年私が美術展に出品すべく、作品を制作
していて壊れてしまい困惑した時に、壊れ方に魅力を感じ、なんとかこれを作品
として完成できないかと考え、壊れた作品の破片をそれぞれ異なった焼成をして、
元の形に組み上げると、なんと新しい作品が生まれてきました。それでこの魅力
に取込まれてしまって、未だに作り続けています。
寄神千惠子はあーとらんどギャラリーお馴染みの、以前から取り組んでいる黒
泥の金銀赫彩シリーズの作品に、かって以前に作っていた、いろ鮮やかな色土の
練り込み作品を、この度再び挑戦し、より完成度を上げて独特の形体を持ったポ
ットや、宝箱の様な小さな蓋物等を制作しています。
暗いことが多い世の中、小さなことだけど明るい作品が少しでも気持ちをほ
どけさす一つとして、心に響けば嬉しいです。
(以上)
今回の展覧会では、オブジェから器までの約60余点、いつもちょっとした驚き
を見せて下さる寄神さんご夫妻の作品を、1Fギャラリーと半地下ギャラリーを
フルに使って展覧致します。是非多くの方々にご高覧きますようご案内申し上げ
ます。
また、下記のように寄神宗美・千惠子さんとティータイムの時間を持ちますの
で、お気軽にご来廊いただきますようご案内申し上げます。
敬具
■〈美術ノート〉 寄神宗美・千惠子とティータイム
日 時 : 1月11日(日) 午後2時 〜 ■ 無 料
会 場 : あーとらんどギャラリー
いつもちょっとした驚きを見せて下さる寄神さんご夫妻。いっしょに
おしゃべりしながら、午後のティータイムをどうぞ。
(文責:山下高志)
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