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企画展 >太田三郎展
太田三郎
プレスリリース(2007年)

サネカズラ・2003年9月7日岡山県津山市沼
『SEPTEMBER-未ダ熟サズ』 シリーズより
紙にレーザープリント 26.5cm×17.2cm 2003 ed.30

太田三郎 OTA Saburo 略歴

1950年 山形県生まれ 
1971年 鶴岡工業高等専門学校機械工学科卒業

近年の主な展覧会
2000年「太田三郎 Nagi Project 2000」 奈義町現代美術館/岡山(個展)、「太田三郎 存在と日常」 CCGA現代グラフィックアートセンター/福島(個展)、「2000-2001 太田三郎」西宮市大谷記念美術館/兵庫(個展)、「Yu
- me no Ato - What remained of the dream...: - Contemporary art from Japan-」Haus am Walds
- ee/ベルリン、Staatllche Kunstha lle/バーデン バーデン、ドイツ 2002年「イレブン&イレブン コリア・ジャパン・コンテンポラリー・アート2002」省谷美術館/ソウル、韓国 2003年「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003」越後妻有6市町村/新潟、「いのちを考える 太田三郎と中学生たち」伊丹市立美術館/兵庫 2004年「バードネット世界はつながっている」丙申堂/山形(個展) 2005年「空と大地を旅する 太田三郎・栗田宏一展」京都芸術センター/京都、「現代美術のABC—アートはあなたのそばにある」八幡浜市民ギャラリー/愛媛他に巡回、「The 1st Pocheon Asian Art Festival」Pocheon City/韓国 2006年「四国遍路 お接待プロジェクト」アート蔵/愛媛(個展)「太田三郎展」ヘイリクムサンギャラリー/パジュ、韓国(個展)2007年「旧中工場アートプロジェクト」旧日本銀行広島支店/広島、「太田三郎 On the Bea -ch 1987-2007」奈義町現代美術館ギャラリー/岡山(個展)、「ヘイリ・アジアプロジェクト2 日本現代芸術祭」ヘイリ芸術村/パジュ市、韓国


コレクション
アルベルティーナ版画美術館/ウィーン、斎藤記念川口現代美術館/埼玉町田市立国際版画美術館/東京、財団法人山形美術館/山形、岡山市立御野小学校/岡山、財団法人 神奈川芸術文化財団/神奈川、財団法人 切手の博物館フィラテリーセンター/東京、国際交流基金/東京,板橋区立美術館/東京、徳島県立近代美術館/徳島、北海道立帯広美術館/北海道,富山県入善町/富山、東京国立近代美術館/東京,山形県寒河江市/山形、広島市現代美術館/広島、奈義町現代美術館/岡山、CCGA 現代グラフィックセンター/福島,西宮市大谷記念美術館/兵庫、文化庁,美濃加茂市民ミュージアム/岐阜,釜山市立美術館/韓国、環境芸術ネットワーク 虹の美術館/静岡,国立ドレスデン版画素描館/ドイツ、ソウル国立現代美術館/韓国

 
太田三郎展

     会期/2007年 9月16日(日)〜 30日(日)
     11:00am〜7:00pm 休廊:9/19(水),26(水)
     会場/あーとらんど ギャラリー 
     出品/レーザープリントによる切手作品、
               
ポストカード‥‥ 40余点


 あーとらんど ギャラリーでは、太田三郎さんの切手シリーズ作品の展覧会を開催致します。太田さんは、山形県に生まれ、現在津山(岡山県)を拠点に活動しています。

 太田さんは、郵便制度や切手を利用したアーティストとして知られています。80年に初個展を開催、84年から切手を使った作品で自らの出発点を確立し87年からその後の中心的な仕事となるオリジナル切手の制作を開始しています。90年代に入ると、植物の種子を切手にパッキングするプロジェクトを立ち上げ、以後、戦争、中国残留孤児、原爆など、より社会性の強い領域にまで活動の幅を拡げています。
 
 今回の個展は、90年代に東京の画廊で開催されていたシードプロジェクトとの衝撃的な出会いが切っ掛けで、いつかは縁があればと思い続けてきた結果として、今回の展覧会が実現しました。9月の開催ということで、太田さんが選ばれた出品作品について、その想いを綴っていただきましたので、以下に紹介致します。


        「SEPTEMBERー未ダ熟サズ」
           (文章:太田三郎)

   冬が近づくにつれてさまざまな木の実が色づき、にわかに
  存在を主張し始めるが、秋口は緑色で葉陰に身を潜めている。
  ナンテンやサネカズラの果実を、まだ熟さぬうちから手に取
  る人は少ないだろう。それらは堅くて不味くて、小鳥に見向
  きもされない。そのような未熟な果実を採集して切手に仕立
  ててみた。成熟した果実を予想させつつも、ひ弱で危なげな
  印象がある。それは人間の世界にも通じそうだ。大人になる
  には時間がかかる。腐らないよう、悪い虫に喰われぬよう用
  心もしなければならない。個展の会期は同じ9月である。画
  廊からの帰り道、街路樹や庭木にぜひ目をやっていただきた
  いものだ。
                       (以上)

 今回の展覧会では秋をテーマに、レーザープリントによる切手作品として「SEPTEMBERー未ダ熟サズ」,「妻有のみのり」および「惜秋」シリーズを中心にして、「木の葉のポストカード」を加えたインスタレーションとして展示する予定です。
 太田さんは85年7月5日から毎日最寄りの郵便局に出かけてその日の消印を押してもらうというプロジェクトを、今日も尚継続されています。彼の作品を前にした観者は、彼の「強靭な意思力」が産み出す記憶の連鎖によって、自らの中に眠っているかも知れない、「何者か」に触れるのを感じるのではないでしょうか?是非一度その「何者か」に触れてみませんか、ご案内申し上げます。
                              敬具                                 
                           
                       (文責:山下高志)




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