「TIAMO」
油彩/布 61.2×42.1cm(30F) 1995
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■ ミズ・テツオ SEKI Masakazu 略歴
1944 東京に生まれる
1967 モディリアニの絵と出会い生涯の師と決める
1971 絵を始めるために武蔵野美術学園に学ぶ
1975 自由美術展に出品し会員となる
1991 個展クリスチャンディオールサロン(パリ)
1993 パリから400Kmのサン・ジャン・ダン
ジェリーの教会にて大作を制作
1994 パリ・シャイヨー宮海洋博物館にて120
点の個展を開催
1995 ミズテツオの世界展」(日本橋三越)
1997 ロッテルダム(オランダ)MARITIUM
美術館個展「ミズテツオの仕事展」
(日本橋三越)
1998 長野冬期オリンピックのフィギュアスケート
会場「ホワイトリンク」のエントランスホール
正面に巨大陶壁(32_6M)を制作
1999 埼玉県戸田市戸田競艇場に立体作品
「男と女」を制作国内、海外個展、
グループ展数十回開催
以上
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会期/2007年1月13日(土)〜1月28日(日)
11:00am〜7:00pm 休廊:1/17(水),24(水)
会場/あーとらんど ギャラリー
出品/油彩画、ドローイング ‥‥‥ 約 25 点
あーとらんど ギャラリーでは、ミズ・テツオのコレクション展を開催します。ミズ・テツオは、1944年に東京に生まれ、主に日本とヨーロッパで個展を展開しています。
ミズは、1967年モディリアニの絵と出会って大きな影響を受け、生涯の師と決めます。71年より絵を始めるために武蔵野美術学園に学び、75年には早くも自由美術展に出品し会員となり、以後出品を続けることになります。この年最初の個展を東京で開き、77年より毎年オリジナル詩画集(私家版)を制作。83年自由美術賞を受け、83年より88年の5年間にイタリア(ローマ・アンツィオ)に家族とともに3回(2年半)滞在し制作しています。86年バーゼル美術館(スイス)のピカソの部屋を訪れたときある啓示を受け、これを契機として自分の作画の再確認をします。87年、アンツィオ(ローマ)での第1回具象美術コンクールに招待されて特別賞を受け、この年、過去のすべての画家からの影響のまったくない油彩画を描きヨーロッパで発表。以後この新しい絵画を基本にして国内外で活躍を続けています。
ミズ・テツオが彼の名声を得る切っ掛けとなった「過去のすべての画家からの影響のまったくない油彩画」、すなわちフラッグ・シリーズの絵画は、海洋で使われる信号旗のアルファベットをベースにして、新たな絵画空間を創造するという独自の方法論で展開されたものです。このアルファベットは、長方形の旗に、遠方から見て織別できるような幾何学的でシンプルな図形に、赤・青・黄・白・黒のカラーを1色から4色配して作られた図柄を割り当てられたものです。例えば、「H」の旗は、左半分が白で右半分が赤の図柄が割り当てられ、また、この1枚で「 私は、水先人を乗せている。」という意味を伝えることができるようになっています。
今回の展覧会では、小品から25号までの油彩画およびドローイング(水彩、グアッシュ、ペン)を約25点出品致します。フラッグシリーズ以前の作品は1977から84年まで、それ以降は1988から2003年までの作品で構成されていますが、フラッグシリーズの作品を中心としながらも、ミズの画風の変遷やイメージの多様性(フラッグの抽象から人物や顔シリーズ)も楽しんでいただけるようにしています。是非多くの方にご高覧いただきますようご案内申し上げます。
敬具
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