山下哲郎 『WOODCUT H16-118』
木版、銀手彩色 6/30
|
|
|
|
■ 山下哲郎(やましたてつお) 略歴
山口県に生まれる
1992 第12回バンスカ国際版画
ビエンナーレ(チェコスロバキア) [大賞]
1993 第20回リュブリアナ国際版画
ビエンナーレ(ユーゴスラビア)[大賞]
1994 94クラコウ国際版画
トリエンナーレ
89〜93国際版画展受賞作家展
(ポーランド)[特別名誉賞]
1997 97クラコウ国際版画
トリエンナーレ
94〜96国際版画展受賞作家展
(ポーランド)[大賞]
2000 平成11年文化庁買い上げ優秀作品
[文化庁買い上げ]
2002 文部科学大臣奨励賞
作品収蔵
リユプリアナ国立近代美術館、ワルシヤワ国立美術館、クラコウ国立
美術館等、国内外52美術館
|
|
|
|
|
|
|
山下哲郎 展
会期/2006年 1月7日(土)〜1月29日(日)
11:00am〜8:00pm(土・日・祝 6:00pm)
休廊:1/10(火),11(水),18(水),24(火),25(水)
会場/あーとらんど ギャラリー
出品/木版画 ‥‥‥ 約30点
|
あーとらんど ギャラリーでは、山下哲郎さんの木版画の展覧会を開催致します。山下さんは山口県に生まれ、現在福岡を拠点に活動しています。
今回の個展に際して作家の近況を書いていただきましたので、以下に紹介します。
「W00D CUTシリーズ」
(文:山下哲郎)
W00D CUT(ウッドカット=木版画)シリーズを始めて20年、素材 は鉛箔、銀箔、金箔、技法は木版、多くの方から『え〜木版?』という 声を聞きます。同素材を使った作品は日本画、工芸等々多々見られます が、木版での展開は他に例を見ない為(日本で一人)、独創的で個性的 な作品としての評価も高く国内外の主要な展覧会でほとんど受賞、大き さも自由に調節でき小作品から300号、500号、といった大作まで展開、絵画展、版画展と国内外に出品。制作量も多く、発表は国内外に、年40〜50回出品(大半が外国)と相当に多い作家だと思います。
出品した国際美術展を回る傍ら主要な国際美術展の取材も早20年、国
際的動向や発想等に刺激を受け情報収集を続け、併せてアジア、中東、南米、北アフリカと世界各地を撮影取材で回ってまいりました。近年はアフリカ奥地の数少ない部族の取材や南の島々を潜り撮影を続けています。海の中の多彩な色彩の世界、アフリカ奥地の原始的世界、先進国と 2000年の時間をタイムスリップ。自分の足で海底に立ち、自分の足で奥地に入り、見て味わった刺激的、感動的、強烈な生命力のある世界を新たに作品に展開、これからも国内外に発信し続けていきたいものです。
(以上)
今回の展覧会では、木版に彫り出したをイメージを型押しに用いて、鳥、魚、ワニ、林檎、壷などや、曲線を多用した抽象図柄が30点ほど出品されます。それらの図柄には、金箔や銀箔を貼付けたり、ブルーやオレンジ等で鮮やかに彩色されたりと、本当に楽園に舞い込んだようなうきうきした気分が満載されています。サイズは長手方向の寸法で、8cm〜25cm位の小品を中心に、最大42cm位までの作品があります。
是非お楽しみいただきますようご案内申し上げます。
敬具
|