関 正和 『風景』
油彩 F30 2005
|
|
関 正和 展
会期/2005年10月1日(土)〜 10月23日(日)
11:00am〜8:00pm(土・日・祝 6:00pm)
休廊:10/5(水),11(火),12(水),19(水)
会場/あーとらんど ギャラリー
出品/油彩 ‥‥‥ 約30点
|
あーとらんど ギャラリーでは、関 正和さんの新作油彩画の展覧会を開催します。関さんは、1933年に丸亀に生まれ、現在東京を拠点に活動しています。
今回の個展を前にして、最近の制作上の感想をを書いていただきましたので、以下に紹介します。
「根太い造形をするために」
(文:関 正和)
我々の先輩達も、ヨーロッパでの勉強の後、帰国してからの日本の自然をモチーフにしての仕事はみんな苦労したようだ。ヨーロッパのものをモチーフにするとあたかも、絵になっているような錯角を覚える時がある。しかし、それは真に絵になっていない場合が多い。
必要に迫られ、つまり、一般の人々にみせるために、自然をモチーフにした具象にとり組むようになった。始め油絵になりにくいと思い込んでいた日本の自然が描いていると面白くて仕方がない。
自然をみて具象の制作のあまりのむつかしさに半具象になったり、抽象的になって行く。それが、全部悪いとはいえないが、だんだん、頭の中だけの造形の分量が増し、うわすべりになったり、作りものになっているのに気が付く。このむつかしさをかかえながらも根太い造形をするために今一度、自然に目をむけさせてくれた機会に感謝している。
(以上)
今回の展覧会では、サムから10号までの新作の油彩画20余点に、20号、30号作品の出品を予定しています。近年半具象の静物や風景のイメージに新境地を切り開きつつあります。是非お楽しみいただきますようご案内申し上げます。 尚、下記の企画展講座を開催しますので、是非多くの方にご参加いただきますようご案内申し上げます。
敬具
■ 企画展講座募集!!
『絵になる、絵にならない』
〜外向け・内向け〜
”外向け”(対象物をみた印象の絵、から”内向け”(造形の意識)の絵、すなわち面白いと思ったものを画面全体に構成する試みを行います。ぜひご参加下さい。
・ 日 時 : 10月2日(日)午後2:00〜4:00
・ 講 師 : 関 正和
・ 募集人数 : 約20名
・ 参加費用 : 2000円(材料代含む)
・ 申込締切 : 9月30日(金)まで
・ 会 場 : あーとらんど ギャラリー
・ 申 込 先 : TEL0877-24-0927
info@artland-gallery.jp
|