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関 正和
プレスリリース(2004年)
 



関 正和 「静物1」
油彩 72.7×91.0cm(30F) 2004



関 正和 略歴

1933 香川県丸亀市に生れる
1948 香川県展奨励賞受賞
1950 行動美術展入選
1952 自由美術展入選
1954 上京、井上長三郎先生に師事
1957 自由美術協会会員となる
1968 自由美術展自由美術賞受賞
1969 現代美術選抜展(文化庁)出品
1982 東京展賞受賞
1985 香川県展審査員となる
香川県文化会館に作品収蔵
1986 ヨーロッパ滞在(フランス、イタ
リア、スペイン、イギリス)
1992 香川県文化会館にて個展
1994 丸亀市立資料館にて個展
2001 Galerie Lichtblickにて個展
(ベルリン)
 ヨーロッパ滞在(ドイツ、オランダ、チェコ)

■現 在:自由美術協会会員
         関 正和展

会期/2004年 10月30日(土)〜11月21日(日)
午前11時〜午後8時 (土・日午後6時) 水曜と第2+4火曜休廊
会場/あーとらんど ギャラリー 
出品/油彩画‥‥約30点

 あーとらんど ギャラリーでは、関 正和さんの新作油彩画の展覧会を開催します。関さんは、1933年に丸亀に生まれ、現在東京を拠点に活動しています。
 今回の個展に際して作家自身の制作の考えを書いていただきましたので、以下に紹介します。


「眼のスケッチ、イメージのスケッチ」
(文:関 正和)

 私の作品は抽象的ですが、モトは、すべて自然からのスケッチです。それが、タブローとなった時、作画上構成し直すので全く抽象画のようになってしまうのです。
 自然やモノをみて面白いと感じた時に頭の中には構図が出来ているといいます。
 近頃は、自然やモノからのスケッチ以外に、広告、チラシ、新聞や雑誌の写真などの印刷物、街の中の標識や道に落ちているものから発想することもあります。これを、私流に頭の中でのスケッチ、イメージのスケッチといっています。
 自然からのスケッチによる作画のむつかしさはいうまでもありませんが、イメージからの作画は、目にうつった時すでにある程度頭の中に構成が出来ています。もっと卑近ないい表し方をしますと作画が楽なことがあります。この楽というのに問題があるかも知れませんが。
 自然のスケッチからの構成、イメージによるスケッチからの作画‥‥‥‥今のところ、これらの併合のような状態というべきでしょうか。今回の作品展は、“静物”をテーマに試作したものです。(以上)

 今回の展覧会では、サムから10号までの新作の油彩画20余点に、20号、30号作品の出品を予定しています。近年半具象の静物や風景のイメージに新境地を切り開きつつあります。是非お楽しみいただきますようご案内申し上げます。
 尚、下記の企画展講座を開催しますので、是非多くの方にご参加いただきますようご案内申し上げます。


 ■企画展講座 『絵になる、絵にならない』  
          〜画家の眼〜

  画家の眼は、モノをどのようにとらえるのでしょうか?
  港でスケッチしながら、その画家の眼を体験します。出来
  上がった作品は、お持ち帰り頂きます。

  日  時 : 10月31日(日)午後 2:00〜4:00
  講  師 : 関 正和  
  集人数  : 約20名
  参加費用 : 2,000円(材料代含む)
  申込締切 : 10月30日(土)まで
  会場及び : あーとらんどギャラリー
   申込先   (TEL0877-24-0927)



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