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Zhou Hao Exhibition


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周 豪

1960年中国上海市に生まれ、6歳から高校卒業までの歳月を文化大革命の中で過ごす。'83年私費留学にて来日、翌年に武蔵野美術大学油絵学科に入学、'87年に武蔵野美術大学に初めて開設された版画科に移り、清水昭八・前田常作のクラスで第一期生としてリトグラフを学ぶ。'90年武蔵野美術大学大学院版画コース修了。その後、東京東麻布にあった益田祐作主宰の版画工房MMGに就職し、勤務しながら版画作品の発表を重ねる。'03年にMMGを退社。本格的に作家活動に入る。'08、'10 年にフランスの Atelier Rémy Bucciali にて銅版画制作。'16年イタリアThe Laforêt Family Summer Vacation Project からの招待を受け、Ghiffaに滞在制作。

作品発表は日本を中心にアジアやヨーロッパのアートフェアに参加しつつ、内外各地で個展を毎年開催。現在制作拠点を横浜と上海の両方に据え、抽象作品の創作を続けている。

その他

'87年に第12回大学版画展買上賞、'98年に第6回日仏会館ポスター原画コンクールで佳作賞を受賞。'04年早稲田大学芸術学校非常勤講師、'05年宇都宮美術館石版画ワークショップ特別講師を務める。また、町田市立国際版画美術館を始め、アメリカボストン美術館 、スミス大学美術館(アメリカ)、武蔵野美術大学美術資料図書館、 フランスポスター美術館、Centre of international Graphic Work ( ノルウエー)、神州版画美術館(中国)、 多摩美術大学美術館、関口美術館(日本)などに作品が収蔵されている。


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周 豪 展


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2018年6月9日(土)〜7月1日(日)

  水曜〜土曜 : 10:00 〜18:00
  日・祝日  : 10:00 〜17:00
  展覧会最終日: 10:00 〜16:00

  月曜(休廊)、火曜(予約営業)

  出 品 : Pliage Collage(プリアージュ・コラージュ)
         水彩、油彩画・・・・約25点

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<出品作家のリーフレッット>
 以下からご覧下さい。
  ■ リーフレットの表面
  ■ リーフレットの中面

<出品作品と展示風景>
  ■ 展示風景 「こちら」からご覧下さい。 

  ■ 出品作品は、以下からご覧下さい。
    Pliage Collage 「こちら」 表示できない場合は 「こちら」
    水彩作品    「こちら」 表示できない場合 「こちら」
    油彩作品    「こちら」  表示できない場合は 「こちら」

 作品については、TEL 0877-24-0927、または、 
 E-mail : sales@artland-gallery.jpでお問い
 合わせ下さい。

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オープニング 「 周豪と対話 ー とことん万象諷詠 」
 終了しました。ご参加いただきました皆様、 有り難う
 ございました。

 日 時  6月10日(日)14時〜15時30分
 会 場  あーとらんど ギャラリー
 参加費  無料
 申込み  不要  

日本(横浜)と中国(上海)を拠点として、油彩画、ドローイング、 水彩、コラージュなどを多彩に展開し、近年、アジアやヨーロッパ のアートフェアーに参加して、着実に評価をあげつつある周豪さん。

9回目になるこの度の個展オープニングでは、美術にまつわる自由な話題をとりあげ、参加者と共に対話を沸騰させる  「とことん万象諷詠」を開催します。

採り上げる話題はその場次第。お気軽にご参加いただきお楽しみいただきますようご案内申し上げます。


■ 「 周豪と対話 ー とことん万象諷詠 」の音声とその風景

対話の前半は、周豪さんが上海の画廊企画で開催した個展の状況や、上海在住のイタリアの建築家でコレクターの邸宅に招待されたときの状況等、最新の活動をスライドを使ってお話しいただきました。何故抽象画を描いているのか等、コレクター宅で質問されたときの話も効くことができます。

後半は、今回のメインテーマである「とことん万象諷詠」に入り、周豪さんと出席者の皆さんとの対話を行いました。

この度は参加者の皆様方と楽しいひとときを過ごすことができましたこと、心からお礼申し上げます。

尚、今回ご参加いただけなかった皆様にも、トークをお聞きいただけるように、音声を下記にアップしましたので、ご参照下さい。

  周豪と対話 ー とことん万象諷詠   前半 (30分00秒)

  
周豪と対話 ー とことん万象諷詠   後半 (44分07秒)


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  作品のご注文、お問い合わせは、TEL 0877-24-0927、または、
  E-mail : sales@artland-gallery.jpでお願いいたします。


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最新作Pliage Collage(プリアージュ コラージュ)は、周豪の作品としてはとても小さい。直径12cmのコンパクトディスクに収まる大きさで、厚手の柔らかな紙を精巧に折り畳んで方形の台紙に貼りつけている。外観は黒とベージュ、モスグリーンにホワイト生地、朱色に生成りの紙など装飾的な色を避け、明暗のコントラストのレイアウトの中に、描かれた線やエンボスの線、紙と紙の境界線や朱の点々を絶妙に配置している。

この作品の表現は小さな画面に圧縮されているので、鑑賞する立ち位置によって見え方が大きく異なってくる。先ず距離を置いてみると、モノトーンのクールな色彩と簡素な構図が目に入る。一方近づいてみると、色で区画された紙の表面に不規則に拡がる細かな凹凸が見えてくる。続いて区画平面の端の部分に目をやると、折り畳んだところを丸めていたり、紙を裂いた部分を丁寧に薄くしていたり、更には紙が漉かれたままの形を残していたり、緻密に計算して創られた豊かな表情が随所に発見できる。

周豪の作品全てに共通しているのは、全体を支えるこのような細部に到るまで己の情熱を注ぎ込んでいるところにある。この作品を少し離して明るい光が差し込むような状態で全体を眺めてみると、平面を覆う繊細な起伏とその端の部分の変化に富んだ表面に降り注ぐ光が、紙の繊維を透過しながら柔らかな光に姿を変え、再び鑑賞者の目に届く。これこそ、この作品が恰も幽玄な光を宿す陰翳の回廊のように感じる由縁なのだ。

装飾的な色を消し、形を内部に織り込み、本展で初めて公開するPliage Collage。遠く辿れば、「暗示性に富み、光の微妙な陰翳までとらえた、不思議な実体感のある空間をつくりだす(註1)」といわれる中国の南宋画に想いを馳せることもできるだろう。周豪のこの作品は、鑑賞しているときにふと何かに誘い込まれるようにその陰翳の回廊に迷い込むと、私たちの意識の深淵に向かって覚醒させる何者かが存在しているような不思議な経験をさせてくれる。正に「神は細部に宿る」のである。

(註1)日本美術の見方 戸田禎佑 P.183

          あーとらんど ギャラリー 山下高志




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