■ 略 歴 1953 横須賀市に生まれる 1979 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業 1990 第18回日本国際美術展・ブリヂストン 美術館賞受賞 1992 第21回現代日本美術展・国立国際美術 館賞受賞(93年 和歌山県立近代美術館賞 95年 横浜美術館賞受賞) 2010 「藤田修—深遠なるモノローグ」(横須賀 美術館) 2113 「街の記憶 写真と現代美術でたどる ヨコスカ」(横須賀美術館)。他、個展、 グループ展多数。 以上
2015年 6月6日(土)〜 21 日(日) 10:00am〜6:30pm 火曜(予約営業)、休廊:水曜 出 品:版画(フォトポリマーグラヴュール)‥‥ 約15点 オブジェ‥‥ 7点 <出品作品と展示風景> ■ 展示風景 「こちら」からご覧下さい。 ■ 出品作品 「こちら」からご覧下さい。 作品価格は、TEL 0877-24-0927、または、 E-mail : sales@artland-gallery.jpでお問い合わせ下さい。
<美術家の文章> 硝子の向こう側 藤田 修 いつだって僕が見ているものは硝子の向こう側。 世界中の情報はPCのディスプレイから覗くことが出来るし、 コンパクトにまとめたニュースはTVの報道番組から。 そうそう、新聞も最近はタブレットの画面で見ている。 家族や友人からのメールは小さな携帯電話の画面に届く。 だから、みんなガラスの向こう側からやってくる。 僕が作って展示する版画作品も箱に入ったオブジェも みんなガラスの向こう側にすまして納まっている。 ついでに言えば 僕は目が悪いのでいつもメガネのレンズ越しに世の中を見ている。 考えてみると 僕が目にするものはみんなガラスの向こう側。 そんな視点に気がついて 今回の個展は形作られて行きました。 版画作品はフォトポリマーグラヴュールと言う技法を使い 日常のありふれた一コマ一コマを切り取って 非日常化してしています。 これも最初はカメラのレンズで切り取られたもの。 オブジェ作品は工房に集まって来た気になったモノとモノを組み合わせたりしながら 新しいイメージを箱の中に組み立てました。 箱の前には必ず2mm 程度のガラスがはめ込まれています。 目にしたニュースが人によって少しずつ情報のズレが生じるように 僕の作品も見る人によって様々な感じ方があるでしょう。 でも、その情報は決して悲しいものではなく 深く、そして柔らかく心の中に納まってくれることを願っています。 今回「あーとらんどギャラリー」で個展を開催させて頂くことになりました。 四国(丸亀)の地での展覧会は初めてになります。 一人でも多くの方に見て頂ければ幸いです。 どうぞ小さなガラスの向こう側を覗きにいらして下さい。 飛行機の窓ガラスから、瀬戸内の海は見えるでしょうか。 とても楽しみにしております。 以上