2015年 3月8日(日)〜 30 日(月) 10:00am〜6:30pm 火曜(予約営業)、休廊:水曜 出 品:書、写真、ガラス、木彫 他‥‥ 約15点 <企画協力> 双ギャラリー
「花いける」上映会のご案内 中川幸夫コレクション展の開催に伴い、下記の記録映画を上映いたしますので、是非ご観覧いただきますよう、ご案内申し上げます。
【上映日】 3月21日(土・祝日) 【会 場】 あーとらんど ギャラリー 【時 間】 1回目上映 午前10時〜 2回目上映 午後2時〜 (上映時間 約55分)
【料 金】 300円(椅子席 約25席) 【出演者】 中川幸夫、他3人(中川幸夫の出演時間は、最後の約5分です) 【制 作】 岩波映画製作所 【いけ花作品】 岡田幸三(いけばな研究家) 堀内宗完(表千家・堀内家) 長井理一(古流松藤会) 森 一森(遠州流一森会) 海野彰人(国風華道会) 鈴木英孝、鈴木曄、後藤昌弘(小原流) 中川幸夫(いけ花作家)
<コレクション展余話> 丸亀の染色家 田川 赫(故人)が、中野重治の「歌」を和紙に型染めした作品(註)がある。2004年当画廊で中川幸夫展を開いたとき、感謝の気持ちとして作家本人に贈呈しようと考えていた。 「華日記ー昭和生け花戦国史」早坂暁(著)によれば、中川幸夫は37歳(1956年)で上京する際、丸亀の郵便局で九州博多の半田唄子あてに「トウキョウデ マツ ユキオ」との電報を打ち、列車の中で手紙の代わりにこの歌をしたためたとされる。 「胸先きを突き上げて来るぎりぎりのところを歌え」 生涯この歌の響きに共鳴し、93歳で他界。終に作家の手元に届くことのなかったこの型染めは、画廊の壁に残って今回の小規模なコレクションを運んで来た・・・妄想としての「遺言」のように。 画廊主 山下高志