営業時間:午前10:00 〜午後6:30
火(予約営業)・休廊:水曜

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  KADOSAKA Ryu Memorial Exhibition
|作品カタログ|
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■ 略 歴
1948 京都に生まれる 
1968 東京芸術大学油絵科入学 
1973 鉛筆・ペン画で創作活動を始め、主に書
   籍の装幀や雑誌の挿絵などグラフィック
   関係の仕事において、ドローイング作

   
を発表する。
1985 この頃から、銅版画による線の表現に惹か
   れ、エングレーヴィングの技法を研究。
1988 ドローイング集『風力の学派』(ぎょう
   せい)刊行。
1990 『ビュランによる色彩銅版画集 水の光景』
   (ぎょうせい)刊行。
1999 朝日新聞朝刊小説「百年の預言」の挿絵を
   担当、翌年記念画集を朝日新聞社より発行
2003 小池真理子・著、門坂流・画、掌篇小説集
   『一角獣』角川書店 
2004 町田国際版画美術館 水のシリーズ全16点
   買上 
2007 黒部市美術館から黒部の風景8点を依頼さ
   れ制作。
A.D.A.F.A. (Cremona)版画
   2点収蔵。
2014 逝去
                  以上


門坂 流 追悼展 
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門坂 流さんが、4月3日に逝去されました。そのため、
 本展のタイトルは、「追悼展」に替えて、実施させていただきます。
 また、オープニングイベントは中止とさせていただきます。

2014年5月8日(木)〜25日(日)


10:00am〜6:30pm 
休 廊:火曜(予約営業)、水曜
出 品銅版画をやり始めて約20年の節目を迎え、制作し始めた頃から
     現在まで、年代毎に記憶に残る作品を選びコメントも含め
     観てもらう作品 ‥‥‥ 24点

<オープンニング イベント>  中止
 銅版画・エングレーヴィングの説明と道具であるビュランを使い、
 高度な技の一端を見せていただきます。是非、ご参加下さい。
■ 日 時 : 5月11日(日) 午後2時〜 ■ 参加費:無料 (ワンドリンク付)


<作品と会場風景>
「こちら」からご覧下さい。
作品のお問い合せは、TEL 0877-24-0927、または、
   E-mail : sales@artland-gallery.jpでお問い合わせ下さい。

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<美術家の文章>

           私の表現について      門坂流

 流れる水や、燃える火や、風になびく稲穂などの流動する形を観ているのが好だった私の少年時代の、多くの美しい感覚的な記憶は、川とともにあります。
 滋賀県の琵琶湖に流れ込む日野川の上流で、渓流が清流に変わるあたり、、、 、ちょうど日本昔にでてくる様な、山裾の村の川で、四季を通じて遊び過ごした事が、今の私の仕事にとって、最も大きな精神の宝になっています。

 単純に“視えるがままに描く”という行為を長時間続けていると,モチーフを視る眼の焦点が少しずれて,全体が混沌とした粒子の流れに溶け込みだし,表面の世界が全く異なった相貌を呈しはじめます。その流れをできるだけ忠実に手の運動と共鳴させるようにして、丸ペン、面相筆、ビュラン等、先端がシャープな道具で線に置き換えていくと,描いた線によってモチーフを視る眼はしだいに影響を受け,次の線につながり,少しずつずれた輪唱のような眼と手の動の一体感のうちに仕事 が進められます。交差しないという原則によって,それぞれの線は画面上に等しい価値を与えられ,全体の同時的な運動に加わっていき、ある飽和状態で筆を止めます。

 制作中は可能な限りモチーフに対する観念を「無」にするように心をコントロールし、森羅万象の宇宙のリズムに眼と手を共鳴させ、見えるがままに描きます。

                                  以上


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