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  ART_NAGOYA_2013
|作品カタログ|
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■ 略 歴
1960 中国上海市生まれ
1983 私費留学にて来日
1988 武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画コース卒業
1990 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コース修了
2004 早稲田大学芸術学校非常勤講師
2005 ワークショップ特別講師(宇都宮美術館)
2008,10�� Atelier Re´my Bucciali (フランス)にて銅版画
      制作

主な発表歴
1987 第十二回大学版画展(買上保存賞), 町田市立国際
   版画美術館
1997 クラコウ国際版画トリエンナーレ, ポーランド
1997 リュブリアナ国際版画ビエンナーレ, スロベニア
1998 第六回日仏会館ポスター原画コンクール,
  (佳作賞),Bunkamura Gallery,東京渋谷
1999 ノルウエ国際版画トリエンナー, ノルウエー
2002 第五回高知国際版画トリエンナーレ , 高知県伊野町
   紙の美術館
1998 2005 東京国際ミニプリントトリエンナーレ, 多摩
   美術大学美術館
2006 "Chinesische Perspektiven",Galerie Ruhnke,
    ドイツ、ポツダム 
2009� "ST-ART"Foire europe´enne d’art
   contemporain、フランス、ストラスブール
2009、10 "ART PARIS",フランス,パリ�
2002,03,05,06,07,10 上海芸術博覧会, 中国上海
2011,12 THE BEIJING INTERNATIONAL PRINT
     EXPO,Baiyaxuan Art Salon,中国北京
2012 アートフェア東京
2012 ART Multiplied( christie's )
2011,12 The Affordable Art Fair Singapore ,シンガ
     ポール  etc.
2013 第二回中国国際版画家作品招待展, 中国・杭州
2013 the Affordable Art Fair Hong Kong
2013 Art Nagoya etc.

★ 2013年8月現在まで東京、上海、香港、神戸、広島など
  各地で画廊による企画展計61回。

パブリックコレクション
*ボストン美術館 (アメリカ) *町田市立国際版画美術館
(日本)*神州版画美術館(中国) *ポスター美術館(フラ
ンス)*国立美術館(ポーランド)*スミス大学美術館(ア
メリカ)*多摩美術大学美術館(日本)*武蔵野美術大学
美術資料図書館(日本)*Centre of international Graphic
Work((ノルウエー)*関口美術館(日本) etc.

                       以上


アート名古屋2013
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 2013年8月9日(金)〜11日(日)

  プレビュー:9日(金) 13:00〜18:30
        (招待者、プレスのみ入場可能)
  一般公開:10日(土) 11:00〜19:00
       11日(日) 11:00〜19:00 
 
  会場:ウェスティンナゴヤキャッスル
     9Fエグゼクティブフロア&2F青雲の間
     〒451-8551 名古屋市西区樋の口町3-19
     TEL.052-521-2121
  公式サイト:http://artnagoya.jp 
  画廊ページ:http://artnagoya.jp/room932.html

  出品作家:周 豪
   周 豪さんの個展形式で出展します。展示部屋は、
   932号室です。
   

  <出品作家の作品カタログ(一部掲載)>
   ■ 出品作品ーこちらからご覧下さい。

   作品価格は、TEL 0877-24-0927、または、
   E-mail : sales@artland-gallery.jpでお問い合わせ
   下さい。


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<美術家の文章>

             静なる彼方へ

十代の頃、レーピン、レヴィータン(どちらもロシアの写実主義画家)の画集を見て、将来絵描きになる夢を抱いた。現在の私の作品からは想像がつかないかも知れないが、レーピン、レヴィータンは今でも私の憧れである。

日本に初めてやって来たのは今から三十数年前、あの頃、日本は上り調子だった。欧米からの見応えのある美術展がたくさんあった。忘れもしないが、最初にモンドリアンのただ画面分割しただけの絵、ジャッドのまるでプラスチックの積み木をただ並べただけの立体を観た時、不可解も通り過ぎて、どこか愚弄されたような気分だった。

あれから三十年、モンドリアンとジャッドの作品から伝わるそのピュアな精神と勇気に、私は感動に震え、礼賛者の一人へと変わった。モンドリアンとジャッドの偉大さを理解するのに三十年掛かった。

何時からか、自作への問いも「何が足りないだろう?」から「何が多いだろう?」に変わっていた。大学の終了制作のあたりから、具象絵画の描写性の魅力に興味を失い、デフォルメの作風の時期を経て、完全な抽象へと変わっていった。その抽象も近年、「絵画性ー色と形」の単純化を図る方向へと切り変わった。色と形、それは絵画を成立たせる要素とは言え、常套的になり過ぎ、審美的疲労に嫌気をさしたからである。

絵画の底へ如何に「絵画性ー色と形」を沈殿させるかを課題に、それまでの、一瞬一瞬を紙に仕留めるような仕事をやめ、坦坦と十数層もの塗り重ねの作業へと辿り着いた。それは画家の仕事と言うより、いわば左官のそれに近いものである。しかし、首尾一貫変哲なき筆致を持続させるのは、案外な難業である。狙っても駄目、狙わなくても駄目、それはまるで困惑の渦にいる禅の修行僧のような心境である。その堪らなさが又堪らないのである。

「魂は単純を好む」、この根拠無き信念は私の中でいつの間にか執念へと変わっていた。追い求めるのは、見応えある単純、綿にくるまれた鉄のような感触。そして、まるでその画面から生えてきたような、色をほとんど感じさせない表面である。そこから立ち現れる精神の匂いを私はよしとした。

単純簡潔さへの追求は、かえって精神性が鋭く問われる不思議さに、私は制作にやり甲斐と手応えを感じた。どうやら作家たるものには工人の勤勉、信徒の敬虔、そして哲人の懐疑が最初からプログラミングされた人種のようである。ほっといても仕事する、それも一生懸命するのである。

私の作品に対して、日本ではよく「大陸的」と言われる。はたまた、中国では「日本的」と言われ、欧米では「東洋的」と言われてきた。いずれにしろ「異邦人の作」なのである。最近、私は日本でも中国でもない、「一故郷無き東洋人」だと開き直った。

最後に贅沢な希求だが、これら変哲無き画面から、少しでも静かな感動を察して頂けたら、この上ない喜びである。

                  二〇十三年八月   周 豪


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